投資で最も儲けが出るのは、安値で買って、高値で売ることです。
株価のチャートを振り返って見ると、安値の時に買っておけば良かったって誰もが思いますが、その安値がいつなのかが分からないから難しいのです。
今が安値だろうと思って決心して買うと、そこからさらにどんどん株価が下がることもよくあることです。
逆に、価格が上昇して、もっと高くなるだろうと思っていると突然下がってしまい、売り時を逃してしまったという人も少なくありません。
このように、安値と高値を見極めるのは、投資のプロでも判断が難しいところなのです。
ドルコスト平均法とは?
みなさんは「ドルコスト平均法」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ドルコスト平均法とは、株式などの価格が変動する金融商品を買う際に、一度にすべての資金を投入するのではなく、資金を分割し、毎回一定額分を買う投資法のことです。
価格が安い時は多く買い付けて、価格が高い時は少なく買い付けることにより、結果的に平均単価を抑え、価格変動のリスクを抑えることができるのです。
ドルコスト平均法でガソリンを入れると得なのか損なのか検証してみた
価格が変動する商品は、なにも金融商品ばかりではありませんよね。
例えば、身近なものでいうと、ガソリン価格も価格が変動する商品です。
車を利用する人であれば、ガソリン価格って気になるもの。
では、ガソリンを入れる際に、毎回「定量」で入れるのと、「定額」で入れるのとでは、どちらが得なのか、実際のガソリン価格で計算してみたいと思います。
ガソリンを入れる条件
- 2018年1月~2018年12月までのレギュラーガソリン平均価格で比較
- 毎月10,000円入れる場合と、毎月70リットルを入れる場合とで平均価格を比較
- ガソリン価格は「e燃費」で調査
※グラフと表は、クリックで拡大します
検証の結果、わずかですが毎回「定額」で入れる方が平均購入単価が安くなった(0.2円)ことが分かります。
ちなみに、2017年1月~12月のガソリン価格で計算しましたが、次のとおりでした。
2017年1月~12月
※表はクリックすると拡大します
2018年同様に、わずかながら「定額」で入れたほうが、平均購入単価が0.1円下がりました。
まとめ
検証から分かったことは、毎月入れるガソリンのようなものには、ドルコスト平均法があまり当てはまらないということです。
そもそも、ガソリンを1年分まとめ買いする人はいないですから、比較自体に無理があるということですね。
もし、ガソリン代を節約するのであれば、ガソリン価格の予測サイトを見て、上がる前に満タンにしておくといった対策を取るのが一番のようです。

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